カブトムシ・クワガタムシの一生

卵はどこに産むの?卵から幼虫になることを何ていうの?

幼虫から蛹になることを何ていうの?後食って何?ペアリングって何?

一般的な生態です。一部例外もあります。

 

卵 (写真はグラントシロカブト)

交尾を終えた♀親の身体から産まれたは、最初は真っ白です。(一部緑色など違う種類もいます)

♀親がを守る部屋を作り、そこにひとつひとつ丁寧に産んでいきます。

乾燥に弱いのですが水分が多すぎても腐ってしまいます。

またカブトムシのはダニや線虫に養分を吸われ死んでしまうこともあります。

孵化 (写真はグラントシロカブト)

通常、約2週間で卵の中から幼虫が出てきます。それを孵化といいます。

幼虫は卵の殻を背中側から割って出てきます。

卵から出てきた幼虫を1令幼虫または初令幼虫といいます。

幼虫 (写真はアブデルスツノカブト)

<1令幼虫(初令幼虫)とは・・・>

孵化したばかりの1令幼虫は頭が大きく見るからに弱そうです。色は、最初は透き通った白い色をしていますが時間が経つと頭がオレンジ色になります。

<2令幼虫とは・・・>

1令幼虫が一回脱皮すると2令幼虫になります。

<3令幼虫とは・・・>

2令幼虫が一回脱皮すると3令幼虫になります。国産カブトムシの場合、3令幼虫で冬を過ごします。

脱皮 (写真は脱皮中のサビイロカブト)

幼虫が次の令(1→2→3令)へと進む為に、古くなった皮(殻)を脱ぎ捨てなければなりません。その行為を脱皮といい、古くなり捨てられた皮(殻)を脱皮殻といいます。

脱皮直後の幼虫は大きくなっていますが非常にやわらかく弱いのです。偶然、掘り返したので無い限り、見るのはやめましょう。

蛹室作り (写真はグラントシロカブト)

3令幼虫が十分に成熟すると蛹になる為の部屋を作ります。その部屋を蛹室といいます。

普通は飼育下ではカブトムシはマットに、クワガタムシは菌糸ビンやマットに蛹室を作ります。

何で幼虫がこんなに綺麗な部屋を作れるの?と思うくらい丁寧な部屋を作ります。

写真はケース越しに確認出来るグラントシロカブトの蛹室です。押し固めている部分が変色しているのがよく解ると思います。

前蛹 (写真はヘラクレス・リッキー)

3令幼虫が十分に成熟すると蛹になる為の蛹室を作ります。

蛹室を作り終えた幼虫は身体にシワが出来て縮みはじめます。次に身体が真っ直ぐになり頭部が少し膨れます。

この状態を前蛹といいます。人口蛹室に移動させるならばこの時期に移動させます。

蛹化 (写真はヘラクレス・リッキー)

前蛹状態の幼虫の脇腹に白い筋が浮き上がり、頭から背中にかけて皮が割れて、中から蛹が出てきます。

その状態を蛹化といいます。

 

 

 

 

 

 

 

下の写真は脱ぎ捨てた幼虫時の皮です。背中側が割れているのがよく解ると思います。

蛹化直後の蛹 (写真はヘラクレスリッキー)

蛹 (写真はグラントシロカブト)

シワだらけになった幼虫はその皮を完全に脱ぎ捨てます。そして中から成虫の形をしたが出てきます。

♂♀の区別がはっきりと解ります。

蛹化直後は白く透明で中が透き通って見えます。

羽化同様に虫にとって非常に負担の掛かるときであるので出来るだけそっとしておきましょう。

 

最初は白色→オレンジ→茶色と変色し、頭と足先が黒く変色します。そうすればもうすぐ羽化です。

 

非常に感動的な場面です。

羽化直前 (写真はグラントシロカブト)

頭部と足先が黒く色付いています。

よく見ると皮の下に成虫の身体が透けて見えています。

グラントシロカブトの場合、この状態だと、後5〜8時間程で羽化すると思われます。

羽化 (写真はヘラクレス・リッキー)

足と頭部を動かして蛹の皮を割るようにして脱ぎ始めます。中からはやわらかく、白い成虫が出てきます。

この状態を羽化といいます。

絶対に触れてはいけません。虫にとって非常に負担の掛かるときであり、思わぬ行為が羽化不全や最悪の場合、死亡に至ります。

休眠期間 (写真は国産カブトムシ)

羽化をしてから地上に出てきてエサを食べ始めるまでを休眠期間といいます。

見た目は完全に成虫ですが、それは外観だけで、まだ身体の中の内臓器官などは出来上がっていません。

人口蛹室に移動させてなければ、そのままにしておきましょう。

お腹が空けば自分から地上に出てきます。

後食 (写真はモーレンカンプオオカブト)

休眠期間が終わり・・・

「はぁー、よく寝た〜〜。そう言えば成虫になってから何も食べていないな〜。お腹空いたな〜。地上に出てご飯を食べようかな。よいしょ、よいしょ・・・あっ、ゼリーがある。早速、いただきま〜〜す」

これが後食です。

内臓器官が完成した証拠です。ペアリング(交尾)OKと判断する方も多いです。

ペアリング(交尾) (写真はグラントシロカブト)

エサを十分に食べ、内臓器官も完成した成虫は異性を求め、子孫の温存を目指します。

普通は異性を見つけると、何の問題も無く、すぐに子孫の温存を始めます。

それをペアリング(交尾)といいます。

但し、気に入らない異性がいると殺してしまう種類もいます。(ヒラタクワガタ系が有名です)

産卵 (写真は国産カブトムシ)

交尾を終えた♀成虫はその種類に適した場所に移動して卵を産みます。それ産卵といいます。

カブトムシならばマットに穴を開け、そこに産卵し、クワガタムシならば産卵木をアゴで削り、そこに産卵することが多いです。

 

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